「平和民族日本」　　；　　　日本歴史の見直し

第六章　　無謀だった太平洋戦争　　目次と概要

この 「第六章　無謀だった太平洋戦争」の目次 　　　　 １ 開戦という間違い このページ ２ 戦い方、終わり方の間違い 次のページ ３ 戦争の理由、原因、背景 次の次のページ

この「第六章　無謀だった太平洋戦争」の概要 近代日本の戦争の歴史の最大の間違いとして太平洋戦争に取り組みます。 すべきでなかった戦争をしてしまったという間違いだけでなく、戦い方、終わらせ方全てについて、非常識な戦争でした。 勝てるはずの無い戦争に突入する日本の様子は「発狂した」としか言いようの無い状態だったことをこの章で説明します。 この戦争の理由、原因について、未だに総括できていない、ということに、その非常識さが現れていると思いますが、私は全体を通じて、「発狂した日本人」という総括を提案します。

１、開戦という間違い

この項の目次 はじめに 間違い（１） ドイツ頼み；「三国同盟への幻想」 間違い（２） 国力の差を無視した無謀 間違い（３） 歴史のイフ；（ハルノートを受け入れるべきだった） 間違い（４） 「納めどころ」を考えない開戦　　 間違い（５） 真珠湾奇襲の間違い　 間違い（６） 日本の集団的意思決定システムの弱点 開戦の意思決定の責任者は誰か？

２、戦い方と終わらせ方の間違い

この項の目次　　　 （１） 戦い方の間違い　 �@陸軍と海軍の対立　 �A　沖縄住民虐殺　　 �B　「ゼロ戦」設計に係わる間違い �C　戦闘の稚拙さ　　 �D　生きて虜囚の辱めを受けず �E　敵を知ることを禁ず！　　 （２） 終わらせ方の間違い　 �@終戦遅延　 �A　終戦時満州の悲劇 （３） 降伏後の態度は正しかった

３、戦争の理由・原因・背景

この項「３、戦争の理由・原因・背景」の目次 （１） 戦争をした理由 　　　（石油、大東和共栄圏）（アメリカの理由；反ファシズムなど） （２） 戦争の原因 　　　（石油禁輸、仏印進駐）（アメリカ；ヨーロッパ戦線） （３） 戦争の背景 　　　世界中が総力戦体制にあったこと、中国市場の争奪 （４） 日本人としての総括の必要性

この章関連の「コバテツ独創史観」 １５年戦争史観 １９３１年に起した満州事変から、１９４５年の敗戦に至る戦争を１５年戦争という言い方が定着しています。 これはかつての戦争というと真珠湾に始まる戦争のことしか思い浮かばない日本人に日本の戦争は、それだけではない、ということを思い出させるためにつけた呼び方なのですが、それでも日米戦争のことだけしか思い浮かばない人が多いのが実情です。 日本の軍事的特質 平和な国では軍事的思考は発達する必要がありませんでしたので、軍事面での未発達が顕著に見られます。